「マツエクが取れてまばらになってきた…」「自まつ毛が痛んできたような…」そんなときは、自分でマツエクを“リムーブ”しましょう。「リムーブって自分でできるの?」という方にはもちろん、すでにご自身でリムーブしている方にも、改めてその方法や注意点をご説明します。
マツエクの「リムーブ」とは?
取れかけたマツエクを外して部分的に付け足すことを「リペア」と言うのに対し、すべてのマツエクを落とすことを「リムーブ」と言います。「マツエクをオフする」と同じ意味です。
マツエクがキレイに残っている状態でリムーブをする必要はありません。しかし、ポロポロと抜けてまばらになりリペアでは追いつかなくなったときや、デザインチェンジをしたいときには、一度リムーブをしてマツエクをやり直すと良いでしょう。
また、サロンによっては1カ月以上長持ちするマツエクもありますが、自まつ毛の健康を考えると、長くても1カ月に一度はリムーブした方が良いようです。
リムーバーの種類
マツエクをリムーブする際は、専用の薬液「リムーバー」を使って行いましょう。
リムーバーには、「リキッド(液体)」「ジェル」「クリーム」の3タイプがあります。
・リキッド(液体)タイプ
マツエクを自まつ毛に接着するグルーとなじみやすい液体タイプです。粘度がないため液だれしやすく、皮膚や目につきやすいので注意! 主にリペアに使います。
・ジェルタイプ
リキッドタイプより液だれしにくく、塗りたい場所にピンポイントで塗ることができます。
メーカーごとや商品ごとに固さが異なるので、使いやすいものを見つけましょう。主にリペアに使います。
・クリームタイプ
液だれの心配がない固形タイプです。広範囲に塗りやすく、塗布後にそのままなじませることができます。主にリムーブに使います。
リペアにはリキッドタイプかジェルタイプ、リムーブにはクリームタイプを使うのが主流となっているようですね。
リムーブに必要なものとやり方
・必要なもの
自身でリムーブをする際は、専用のリムーバー、綿棒、コットンを用意します。
リムーバーを取り分ける小さな入れ物と、綿棒よりも先端が細かいマイクロ綿棒(マイクロスティック)があれば、さらにGOOD!
・やり方
リムーブしたいマツエクと皮膚の間にコットンを敷き、リムーバーが直接皮膚に触れないようにします。小さな入れ物に取り分けたリムーバーを綿棒の先端ですくい、自まつ毛とマツエクの接着部分にゆっくりなじませていきましょう。
このとき、力を入れて強くこすると、自まつ毛やまぶたに負担がかかってしまいます。リムーバーを付けた綿棒を、まつ毛の表と裏に優しくなでつけて、グルーとなじませることが大切です。リムーバーがグルーとなじんで溶けてくれば、マツエクがポロリと外れますよ。
自分でリムーブする際の注意点
マツエクは、グルーと呼ばれる接着剤でガッチリと自まつ毛に貼りついています。リムーバーがなじまないうちに無理やりこすり取ろうとしたり、面倒だからと指でつまんではがそうとしたりすれば、自まつ毛へのダメージは絶大! 最悪の場合、自まつ毛がごっそりと抜けてしまうこともあるのです。
無理に外そうとせず、必ず専用のリムーバーを使い、上記で説明した方法でリムーブしてください。
またリムーバーは、グルーを溶かすほど強力な成分の薬剤です。皮膚に触れたり、目に入ったりしないように注意しましょう。もし皮膚にふれた場合、精製水を含ませたコットンで素早く拭き取ってください。目に入った場合は、水または精製水で洗い流した後、医師の診断を受けましょう。
サロンに行かず自分で行うリムーブは、時間とお金が節約できるメリットがある反面、やり方を間違えれば取り返しのつかない事態に発展することも……。自分に合ったリムーバーを使い、正しい方法で行うことが大切です。