目を大きく見せるためのアイメイクには、一体どのようなコツがあるのかご存知でしょうか。実は、トリックアートで使われる目の錯覚を上手に利用することで、目のサイズを実際よりも大きく見せることが可能になります。今回は、目を大きく見せるためのメイクのコツの中でも、目の錯覚を使ったやり方を紹介しましょう。
目を大きく見せると顔の印象はどう変わる?
相手と話しをしているときに、最初に見られるであろう「目」。その大きさが、その人の第一印象を左右すると言っても過言ではありません。
特に、女性向けの雑誌には、大きな目が特徴的なモデルさんがたくさんいます。これは、多くの人が、「親しみやすく、愛らしい」と思う要素の一つに、大きな目があるからでしょう。目がパッチリと大きく、丸みを帯びている人は、可愛らしいイメージがあり、目が細く切れ長の人というのは、見た人に、クールで冷たい印象を与えます。
やってはダメ! 目が小さく見える危険なメイク
「メイクをすると、なぜかいつもよりも目が小さく見えてしまう」という悩みを抱えている方が多くいます。そういった方は、下記で紹介するような間違いメイクが原因かもしれません。
1.太いアイライン&ガッツリアイシャドー
アイラインを瞼に太く引いたり、濃い色のアイシャドーを目の上にたくさん塗ったりしていませんか? これらのやり方は、目の上の二重幅を塗りつぶしてしまい、かえって目を小さく見せてしまうのです。
立体感がなくなり、のっぺりとした印象になってしまい、大きくパッチリとした瞳からは程遠い印象になるので気を付けるようにしましょう。
2.アンダーラインを太くしっかり入れる
同じ太さの線で、べったりと書かれたアンダーラインは逆効果です。
同じサイズの図形を、大きな●(丸)と小さな・(点)で囲んでみると、大きな●で囲んだ場合の方が小さく見えるというトリックアートがあります。
この原理と同様に、太いアンダーラインで目を囲ってしまうと、目が小さく見える原因となる恐れがあるのです。
3.アイライナーで目を囲う
囲み目は、目を大きく見せるには逆効果です。同じくトリックアートの中に、下記の二つの線では、どちらの方が真ん中の線が長く見えるか、というアートがあります。
①>―<
②<―>
②の方が短く見えますよね?
これは「ミュラー・リヤー錯視」と呼ばれる錯覚を利用しており、「<―>」のように線をしっかりと囲ったものの方が短く、「>―<」のように囲いが外側に向かって開いると長く見えてしまうという原理です。
この原理と同様に、囲み目にすることで、「<―>」と同じ状況になってしまい、目を小さく見せてしまうのです。
目を大きく見せるためにおすすめのメイク
目を大きく見せるためには、目を小さく見せてしまう勘違いメイクとは逆のことをすれば良い、ということになります。下記でいくつかのメイク方法を見ていきましょう。
1.アイラインは広がりを持たせる
アイラインは細い線が引けるものを使いましょう。
アイシャドーは、少なくとも、「ベース」、「濃いもの」、「ハイライト」の3色は必要です。
上まぶたのアイラインは、目の際を埋めていくようにして入れ、最後は囲み目にならないよう、自然に横に流すのがおすすめです。
2.アイシャドーで陰影をつける
アイホール全体にベースのシャドー、中央にはハイライトを置きましょう。まぶたの丸みが強調され、ぱっちりとした印象を与えます。濃いシャドーは、目じり側に1/3程度にだけのせ、目じりをぼかす様に、下まぶたにも細く入れていきましょう。
3.マスカラは長さを出せるものを使う
ボリュームアップマスカラよりも、長さが出て自然に見えるタイプがおすすめです。長さが出ることでナチュラルな仕上がりになります。
逆に、ボリュームを上げるタイプを使用すると、目の上に黒くて濃いゾーンができてしまい、太いアイラインを引いたときと同じように目が小さい印象になりかねません。
今まで、囲み目やガッツリアイメイクをしていた方は、今回ご紹介したことに気を付けてメイクをしてみてください。もしかしたら、今までよりももっと簡単なやり方で、目がパッチリとした可愛い自分と出会えるかもしれませんよ!