目の下のクマを隠すには、いつものメイクにひと工夫が必要です。「うまくカバーできない」とお悩みの人は、もしかしたら使っている色の系統が間違っているのかも?ここでは目の下に現れるクマの種類と、それを隠すためのメイクについてお話しします。
目の下のクマは3種類
目の下のクマは、できる原因によって3タイプに分けられます。血行不良により黒くなった血液が透けて見える「青クマ」、紫外線などによる色素沈着が主な原因の「茶クマ」、皮膚がたるんで影ができることによって起こる「黒クマ」です。
ただ、青、茶、黒とはっきり分かれているわけではないので、見た目での判別は困難。そこで、以下の判別方法を使うと、簡単に見分けることができます。
目の下を軽く引っ張ると色が薄くなる……青クマ
目の下を引っ張っても色が変わらない……茶クマ
上を向くと色が薄くなる……黒クマ
クマの種類によって対処法が異なるので、まずは自分のクマがどこに分類されるのかを知っておきましょう。
クマ隠しに最適なコンシーラーの選び方
自分のクマのタイプが分かったら、次はキレイに隠すためのメイク術です。まずクマのカバーにおすすめなのがコンシーラー。いつものメイクにコンシーラーを加えて、明るい目元を取り戻しましょう。
使うべきコンシーラーの色は、クマのタイプによって異なります。
・青クマ:オレンジ系か、ピンクの強いベージュ系がおすすめ。
黒ずんだ血液が透けて見えるところに、ピンポイントで乗せてカバーしましょう。
・茶クマ:イエロー系がおすすめ。
色やくすみが気になる部分にのせてなじませましょう。
・黒クマ:ベージュ系かオークル系がおすすめ。
くぼんで影になっている部分にのせてやさしくなじませましょう。
パール系コンシーラーを乗せて使ってふっくら感を出し、明るめのコンシーラーを重ねてもキレイに隠れます。
コンシーラーを選ぶ際、ついカバー力の強いペンシルタイプやスティックタイプを選びがちですが、これらは硬さがあるため皮膚の薄い目元のメイクには向きません。
おすすめは柔らかいクリームタイプです。中でも、リップグロスのようにチップの先に液が付く“チップタイプ”なら、目元にフィットして使いやすいでしょう。
また、コンシーラーの塗りすぎはかえってクマを目立たせ、さらには化粧崩れを起こしやすくなる原因になってしまいます。自然に見えるよう、よくなじませることがポイントです。
花粉症の時期はファンデーションを控えめに!?
花粉症などのアレルギーを持っている人は、目の下のクマが出来やすい傾向があることをご存知ですか? これは医学的にも証明されているそうで、さまざまな要因が重なってクマとなって表れるようです。
アレルギー症状が出ている場合、ファンデーションは肌にとって“刺激物”となります。刺激物によってアレルギーが悪化すれば、当然クマも悪化。クマを隠そうとしてメイクをすればするほど、クマがひどくなるという悪循環に陥ってしまう可能性もあるのです。
そこで、花粉症の時期のクマ隠しメイクはコンシーラー+パウダーで仕上げ、お肌の負担を軽くしましょう。カバー力に不安のある人は、敏感肌用のファンデーションを使うのも良いですね。
クマはメイクでカバーできますが、やはり理想はノーメイクでもクマのない明るい目元。マッサージやツボ押し、生活習慣の改善などを意識して、クマを根本的に治していきましょう。