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まつ毛エクステとドライアイの関係

涙や粘膜は、私たちの目の表面を覆うバリアの働きをする大切なもの。そこに異常が起こる病気を「ドライアイ」と呼びます。ドライアイになると、どんな症状が出るのでしょうか? また、アイメイクの定番となりつつある「まつげエクステ」は、ドライアイの原因となるのでしょうか?

ここでは、知っているようで知らないドライアイの真実と、まつげエクステとの関連について紹介します。

ドライアイってどんな病気?

私たちの目の表面は、常に涙と粘膜で覆われ保護されています。涙や粘膜に異常が起こると目の保護機能が損なわれ、不快感をはじめとするさまざまな症状が現れます。これが「ドライアイ」です。

患者数は年々増えており、現在の推計は国内だけでおよそ2,000万人とも言われています。このように、今やドライアイは、日本人の約6人に1人が患っている「国民病」だと言えるのではないでしょうか。

ドライアイの主な症状

ドライアイを直訳すれば「乾き目」。その名の通り「目の乾き」を感じることもありますが、はじめて病院を訪れる患者さんの多くは、目の「不快感」や「疲労感」を訴えることが多いようです。

涙や粘膜に異常が起こると、まばたきによる摩擦が増え、それがゴロゴロ、ショボショボといった不快感や疲労感を招きます。「目にゴミが入ったかも」、「疲れ目かな?」と思ったら実はドライアイだった、という人も少なくないのです。

また、目をすっぽりと覆う涙や粘膜に異常が起こることで、目のかすみやまぶしさといった「見えにくさ」を感じることがあります。小説などの小さな文字が読みづらい、道路の標識が判別しづらい、といった症状が出たら要注意です。

そのほか、涙や粘膜が減って眼球への刺激が増すことによる「痛み」や「充血」、また「目やにの増加」などの症状が考えられます。異常を感じたときは、すぐに眼科を受診しましょう。

ドライアイの主な原因

乾きや違和感、見えにくさなど、さまざまな症状を起こすドライアイ。その原因として考えられているものを以下で見ていきましょう。

・目の使い過ぎ
長時間に渡って何かを見続けるとまばたきの回数が減り、目の表面を覆う涙や粘膜が蒸発するため、ドライアイになると言われています。1日中パソコンに向かうデスクワークをしている人、タクシーや長距離トラックの運転手がドライアイになりやすいのはそのためです。また、スマートフォンの普及に伴い、近年では若い世代のドライアイ患者数も激増中だと言われています。

・コンタクトレンズの使用
視力を矯正する医療機器であるコンタクトレンズも、眼球にとっては 「異物」。コンタクトレンズを入れると、その刺激によってまばたきが増えて涙が出ますが、長期的に使い続けるうちに慣れてしまい、まばたきも減っていきます。これがドライアイを引き起こすのです。

・まつげエクステ
まつげエクステを受けたアイリストの技術が低い場合、施術時に使うグルー(接着剤)が目に入り、ドライアイになる可能性があります。まつげエクステそのものが原因になるわけではありませんが、トラブルの原因になりやすいのは事実。サロン選びは慎重に行ってください。

ドライアイの人がまつげエクステをするときの注意点

ドライアイの人がまつげエクステの施術を受ける際、ほかの人よりもグルー(接着剤)が目にしみやすくなるという難点があります。

施術前にあらかじめ潤い効果のある目薬をさしておくと、比較的楽になるようです。ただし、防腐剤が含まれている目薬は、ドライアイを悪化させる可能性があります。心配な人はかかりつけの眼科に相談しましょう。

もし施術中に目にしみてきたら、すぐにアイリストさんに伝えること。我慢すればドライアイが悪化するだけでなく、別の病気やトラブルを招く原因にもなってしまうかもしれません。

今や約2,000万人もの人々を悩ませる、国民病となったドライアイ。日常生活や仕事での習慣によって発症するため、なかなか予防が難しい病気です。目を酷使する職業に就く人は、休憩をうまく入れて適度に目を休ませましょう。もし症状が出た場合は、すぐにお近くの病院へ行くようにしてください。

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